最終更新2022/04/21
ジャケットを着る人がよくつけているバッジ。ピンズ、ブートニエール、ラペルピンなど様々な呼び方があります。では、一体何がどういう基準で区別をされているのか。
改めて聞かれると曖昧ではっきりと答えられなかったりしますよね。今回は、簡単にバッジについて分類をご紹介していきます。
目次
■バッジとは
よく耳にするのがバッジ。地位、資格などの記章のことです。弁護士などの資格保有者や企業ロゴが用いられることが多いです。
最近では、樹木希林さんの密葬に参列した内田裕也さんが胸に『How about no』と書かれた缶バッジをつけておられたのが話題になりました。
缶バッジは中が空洞になっているものを指します。直径2センチほどのものから、アイドルなどの顔が入ったものまでデザインは様々です。
■ピンズ
こちらも材質、形状が似ていることからバッジと呼ばれることが多いです。しかし、バッジと異なるところは記念品やノベルティーに作られることが多いです。ピンバッジといわれるものが国際的にはピンズと呼ばれています。短めの針でデザインがキャラクターものであったりもしますので、画鋲の代わりに使われることもあります。
バッジとピンズは、資格者かそうでないかの違い程度です。
■ブートニエール
男性の上着(ジャケット)のラペル(襟)部分には、ボタン穴があるかと思います。そちらに挿す小さな花束のことをブートニエールといいます。
言語の意味は、文化によって異なりますがフランス語ではブートニエールを「ボタンの穴」、英語では「ボタンホールにさす飾り花」となるようです。
由来は、16世紀に第一ボタンに花を挿すファッションが流行したという説と、中世ヨーロッパで男性が女性にプロポーズした時に渡した花を、女性が結婚を受け入れる返事に花束から花を一本抜いて男性の胸のボタンホールへ挿したという説があります。
このように、花のモチーフのものがブートニエールと呼ばれています。最近は男性だけでなく女性も
ブローチ代わりにアクセサリーとして使われています。
■ラペルピン
名前の通りジャケットの下襟(ラペル)につけるピンのことです。
(ご存知の方も多いと思いますが、首周りの襟部分は上襟、カラーと呼ばれます。)
スーツの襟にある縫い目(フラワーホール)に長い針を刺し、再度表に出して受け具で固定します。
このようにチェーンがついていて華やかなデザインのものが多いです。結婚式やフォーマルなシーンによく用いられていて、ビジネスシーンにつけることはあまりお勧めできません。
■まとめ
一言にバッジといってもそれぞれ名前が違うように、使用用途も様々です。
店頭、ネットショップで購入するときにこれらの違いを知っているだけで、欲しいものにすぐたどり着けるかもしれません。
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