五月の第2日曜日が近くなると、街のあちこちで赤いカーネーションが飾られていますね。皆さんご存じの母の日です。
さて、6月に父の日があるのはご存じでしょうか?母の日より印象の薄い父の日ですが、どのような由来があるか、今回はご紹介したいと思います。
目次
■父の日の由来と起源
父の日の起源は、母の日と同様にアメリカで生まれました。ある女性が、母親が亡くなり、男手ひとつで自分を含む六人のこどもを育ててくれた父を心から敬愛していました。当時は母への感謝を祝う母の日はありましたが、父親に対するそういう日がなく、自分の通う教会の牧師に父の日を祝う礼拝をしてもらったのが、ある1909年の6月の第3日曜日だったのです。
その後、アメリカで実際に父の日が国民の祝日に定められたのは1972年のことだったそうです。
■日本ではいつから広まった?
では、アメリカが起源のこの父の日が、日本に広まったのはいつごろのことでしょうか。
日本に伝わったのは大正時代とも言われますが、国民の認知が一般的になったのは、1980年代ころと言われています。
実際、昔は父の日なんてなかったのよ、という年配の方も多いのではないでしょうか?
きっかけはバレンタインデーやクリスマスと同じで、デパートの販売戦略と言われていますが、実際、普段お父さんに感謝を述べる機会もあまりありませんので、父の日に乗じてプレゼントを贈る方も多いですね!
ちなみに、母の日が日本に広まったのは第二次世界大戦後だそうです。
■母の日はカーネーション、父の日は?
母の日のプレゼントの代名詞と言えば、はやりカーネーションですね!母の日にカーネーションを贈るのは、母の日の起源のもととなった運動で、亡くなった母親の好きだったカーネーションを配ったことからきているそうです。
では、父の日のお花はあるのでしょうか?
一般的には、バラの花を贈るそうです。特に人気があるのは黄色のバラで、白や赤のバラと組み合わせて贈るのがおすすめだそうですよ。
いかがでしたか。今回は父の日の由来について紹介しました。男手一つで六人のお子さんを育てたお父さんへの敬愛の気持ちから父の日は生まれたんですね。普段はなかなか言えないお父さんへの感謝の気持ちを父の日があることで伝える機会ができます。今年はメッセージカードを添えてお花と一緒にプレゼントを贈るのはいかかでしょうか。黄色いバラにちなんで、黄色のブートニエールをプレゼントするのも素敵ですね!