スーツの襟にある穴は何のためにあるのか、おそらくほとんどの方が「社章を着けるため」と答えるのではないでしょうか。
多くの会社員や国会議員、弁護士もこの穴に付けていますので、あながち間違ってはいないのですが、本当のところは社章を着けるための穴ではありません。では、一体あの襟にある穴の正体は何でしょうか。
目次
■襟にある穴の正式名称はブートニエール
あの襟の穴には正式名称があり、フランス語でブートニエールと呼ばれており、英語ではフラワーホール。その名前の通り花をそこに差すのが目的です。
男性がプロポーズをする時に一輪の花を渡し、受けるのであればその花をブートニエールに挿していたのですが、それが由来と聞くととても興味深いですね。
しかし、一輪の花をそこに差すのは分かるのですが、しばらくするとその花は固定されていないので次第に位置がずれてしまいます。
それを防ぐために、穴の下にチーループという花を固定するための糸を付けていたのですが、今ではフルオーダーメイドのスーツ以外では見ることが無くなりました。
■社章を外してブートニエールに付け替えよう
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現在ではプロポーズの時に花を渡すという習慣も、フラワーホールに花を差すという習慣もなくなってしまいましたので、
社章を着ける程度のことにしか使われていません。
しかし、せっかくのオシャレアイテムを使わない手はありません。社章の代わりにオシャレなブートニエールで襟元を飾ることで、オシャレ度は格段に上がりますし、普段使いのスーツでもアクセントを入れることが出来きます。
会社では、サラリーマンのスーツは黒・紺・グレーなど地味な色が好まれていますので、スーツで個性を出すのはとても難しく、どうしても地味めな印象を受けます。アフターファイブにそうした地味なスーツで恋人に会うというのも少し面白みが無く、退屈なサラリーマンという印象を拭いきれません。
そこで、ブートニエールなどワンポイントに個性を出してオシャレ感を出すことで、ファッションセンスを引き出すことができるのです。
■まとめ
ラペルピンはフォーマルなシーンで使わせてことが多く、ピンバッジですとカジュアルな装いになってしまい、スーツを着ている自分をより良く見せることに適しているとは言い難いです。
ブートニエールは、とあるイタリアのブランドがジャケットの購入特典としてブートニエールをつけているので認知もされ始めています。
様々なデザインもありますので、お好みのものを探してみましょう。