四十歳を過ぎたあたりから、自分の枕カバーや、着た後のワイシャツから、妙な油臭いにおいがしているような気がする……。そう、それは加齢臭です。
まだ若いつもりでも、加齢とともに、発生してしまう加齢臭は、どのように対策したら良いのでしょうか。
今回は、加齢臭の対策についてご紹介します!
目次
■洗濯でも取れない加齢臭の原因とは?
そもそも加齢臭とは、四十歳を過ぎたあたりから増える、「ノネナール」という物質が発生することが原因です。主に、皮脂が分泌される、頭部、首の後ろ、耳のまわり、胸元、脇など、上半身でよく加齢臭が発生しやすいです。
皮脂汚れは通常の洗濯で落としきることが難しいため、通常のご家庭での洗濯ではなかなか加齢臭を落としきれない原因になっています。
■簡単お手入れ方法(1)酸素系漂白剤の洗剤を選ぶ
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まず、加齢臭を洗濯で落とすためには、加齢臭がついた衣類はすぐ洗濯することが大事です。また、加齢臭の原因物質は皮脂汚れなので、常温より高めのお湯で洗うと効果的です。
また、洗濯の際に、酸素系の漂白剤を入れることをおすすめします。一般的なワイドハイターなどがこれにあたります。
酸素系漂白剤は、皮脂を分解する効果がありますし、皮脂が黄ばみに変わった汚れの漂白作用や除菌作用もあります。
■簡単お手入れ方法(2)柔軟剤の代わりにミョウバンを利用
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加齢臭が繊維にしみ込んだ衣類は、消臭スプレーをかけたり、柔軟剤を変えても加齢臭自体はなくなりません。
特に汗や皮脂を吸収しやすい肌着や靴下の加齢臭対策におすすめするのが、ミョウバンです。
ミョウバンは水に溶かすと酸性になり、柔軟剤の代わりに、すすぎのタイミングでミョウバンを入れると、ミョウバンの酸性の効果で、汚れや臭いを中和し、洗濯物の吸水性を損なわずに仕上げることができます。
またミョウバンを溶かした水をスプレーボトルに入れて、制汗剤代わりにお風呂上りにスプレーすることで加齢臭を抑えてくれます。
いかがでしたか。今回はシャツや肌着に有効な加齢臭対策についてご紹介しました。
簡単なお手入れなのですぐにでも始めれそうですね。
「酸素系漂白剤」は皮脂の分解、漂白、除菌、「ミョウバン」は消臭の働きをしてくれるので、用途に応じてそれぞれ使っていきたいですね。これから次第に汗ばむ季節となりますので、今から加齢臭対策をしていくのがおすすめです。