襟のボタン穴、つかっていますか?[フラワーホールの由来と活用法]


こんにちは!いつもBLOOMSのブログをご覧いただきありがとうございます。

みなさんはスーツの下襟についているボタン穴、またはボタン穴のような縫い目をつかっていらっしゃいますか??
「フラワーホール(flower hole)」と呼ばれるこの穴は、スーツ(ジャケット)スタイルを華やかに演出してくれるアイテムをプラスするのにとても役に立ちます。今回はこの「フラワーホール」についてのお話です。

■フラワーホールの由来

フラワーホールの由来は元々、軍服の第一ボタンのボタンホールから来ています。
襟は折らずに立ててボタンを留めるのが軍服の着かたでした。
そこから狩猟用のコートになったときに、第一ボタンを外して折り返し着るようになり、その流れで襟が折り返された状態のジャケットができました。
現在もフラワーホールが残っているのはこの名残とされています。

それではなぜ、フラワーホールと呼ばれるようになったのでしょうか?
これは19世紀頃のイギリスでこの第一ボタンの名残の穴に花を挿し、パーティーやディナーに行くのがオシャレとして流行したことから呼ばれるようになりました。

■フラワーホールの活用法【ラペルピン】

 
 
 
 
 
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ラペルピンは、スーツやジャケットの襟元につけるアクセサリーで、スーツの襟元のことをラペルと呼び、そこにつけるピンのためこのような名称となっています。社章などをつけることも多いですが、一般的には結婚式やパーティーなどの華やかなシーンで身に着けるアクセサリーです。
ラペルピンには大きく分けて、タックピンで留める小ぶりで気軽に取り入れられる「ピンズ」、長いピンが出ているのが特徴で、モチーフに加え金具が表面に見える「ステックピン」、チェーンがつくことで装飾度が高く、かなり華やかな印象になる「チェーン」の3つのタイプがあります。
それぞれに使い方や最適なシーンが異なるのでその場にふさわしいものを選んで活用するといいですね。

■フラワーホールの活用法【ブートニエール】

ブートニエールは本来結婚式で新郎が差す花の事ですが、ジャケットのオシャレアイテムとして、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで様々なシチュエーションで活用できます。
流行に敏感なメンズにはおしゃれアイテムとして最近注目を浴びています!
シンプルで小ぶりなものも多く、初めての方でもスーツやジャケットと同系色のブートニエールを合わせることで、おしゃれさが増し、気軽で使いやすいアイテムです。
様々な形や素材があるので、その時の気分やファッションに合わせて取り入れることができます。

History コロゾナット(ビンテージ)20mm/10年

いかがでしたか。今回はフラワーホールの由来と活用法についてお話させていただきました。
第一ボタンのボタンだけが外され、ホールだけが残ったものを貴族がおしゃれに活用したことで、現在も華やかさを演出するのに使われているんですね。



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